質の良い睡眠が、すべてを解決する！【睡眠こそ最強の解決策である】内容とレビュー

 睡眠こそ最強の解決策である

睡眠こそ最強の解決策である

概要

睡眠こそ最強の解決策であるは、睡眠が健康的な生活を送るための、最強の解決策だということを教えてくれる。

睡眠時間が少ないことのデメリット、睡眠時に起こっている身体の機能、そして質の良い睡眠を取るための方法などが書かれている。

内容

睡眠6.7時間が続くと、免疫機能が衰え、ガンのリスクが２倍にまで上昇してしまう。

そして、食欲も無駄に旺盛になる。短時間睡眠が続けば、結果的に寿命を短くしてしまう。

 

人によっては、「ガッツリ眠るのは死んでからだ」という考えを持っている人もいるかもしれない。

しかし、このような考えで生活していると、ただ単に早死にを招いてしまう。

動物界の中で、睡眠時間を削っているのは人間だけ。

特に先進国の流行病とも言えるものがある。

食事、運動、睡眠という重要要素のうち、健康のために最も大切なのは睡眠。

→睡眠は心身の健康を保つ最強の薬と言える。

 

カフェインは６時間でやっと半減するほど、効き目が長く続く。

仕事などで飲む必要があるのであれば、できる限り早めに飲み終わらせるのが賢明だ。

また、昼寝をすると、死亡リスクが半分にまで減少する。

南ヨーロッパに浸透している昼食後の昼寝である「シエスタ」や、ビジネス界でよく使われる短時間の昼寝「パワーナップ」は理に適ってる。

シエスタをすることで身体の健康は保たれ、パワーナップで回復し、より能動的に働くことができる。

 

そして、人間の記憶は、睡眠時に保存される仕組みになっている。

よく言われている、高齢者の物忘れは、睡眠の質の低下が要因になっている。

アスリートが怪我をする確率も、睡眠時間が少ないほど高まる。

自動車事故も同様で、注意力が下がり、重大なミスを犯してしまうリスクが上昇する。

睡眠不足の先進国ほど、睡眠不足による自動車事故は多い傾向にある。

質の良い睡眠を阻害するものは、寝る前のスマホ、アルコール、明るい照明、高めの室内温度など。

睡眠薬は、死亡リスクを何倍も高めるので、できる限り避けたほうがいい。

 

継続的な睡眠不足により、失ってしまった睡眠は取り戻せない。

睡眠負債は、週末にまとめて寝ても、解消することができない。

睡眠を奪うのは、昔から拷問として使われているほどだ。

過去に、アメリカ、イラク、エジプト、サウジアラビアなど、世界中の国で眠らせない拷問をしていた。

それほど、睡眠不足は身体に悪影響がある。

上質な眠りのために出来る事は、適度な運動。

寝室にセットする低めの室温。

そして、寝る前はスマホやタブレットを手放すこと。

深い睡眠を取るためには、出来るだけアルコールを飲まないようにして、カフェインも採らないようにする。

レビュー

質の良い睡眠を取ることは、食事よりも運動よりも大切だというフレーズが響く。

どうしても睡眠を軽視してしまう時があるが、健康のために最も大切なのは睡眠ということは、忘れてはいけない。

睡眠不足になると死亡リスクが高まり、ガンを招き、事故のリスクも上げてしまう。

適切な睡眠時間を取らないことは、何一つメリットのないことだ。

それにしても、カフェインの効き目が6時間経っても半分も残っているほど長いということには驚きだ。

確かに、必要以上にコーヒーを飲んだ日は、熟睡することができない。

カフェイン好きは、摂取する時間を意識して、睡眠を阻害されないようにする。

睡眠時間をちゃんと確保して、健康管理をしっかりとして、いつまでもフレッシュなコンディションをキープしよう。

 睡眠こそ最強の解決策であるは、すべての睡眠に悩む方、健康に生きたい方におすすめの一冊だ。 

興味のある方は、買ってじっくり読んでみよう。

睡眠こそ最強の解決策である [ Matthew　Walker ]