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会社を買おう!【サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい】内容とレビュー

 サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい

 

  

概要

・筆者は、日本創生投資という投資ファンドのCEO

人生100年時代の今、サラリーマンは会社経営で、資産を形成しよう

・ゼロから起業するのではなく、小さな会社をM&Aするほうが、遥かに簡単

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい

内容

株式会社日本創生投資は、中小企業の事業承継、事業再生の会社を引き受ける投資ファンド

1件あたり1億〜5億の金額を投資している。

そして、5〜6年ほどで投資額を2倍にすることを目的にしている。

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ビジネスノウハウ公開の意図は、社会貢献的な意味合いがある。

現在、中小企業の100万社が倒産するという、大廃業時代を迎えている。

その理由は、後継者不在などの理由で、事業承継がうまくいかないから。

→中小企業の経営を担ってほしい

会社を買いましょう。

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ライフ・シフトという本でも書かれていた通り、人生100年時代を迎える。

人間の人生は、100年を超えることが当たり前になる。

老後の人生は長く、大金が必要だ。

定年後の資産形成としても、会社経営による役員報酬などは最適かもしれない。

だからこそ、サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい。

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ビジネスマンには2つのタイプがいる。

・雇われサラリーマン

・資本家

 

日本長者番付を見ると、どのような人が稼いでいるのか、すぐ分かる。

ランキング上位を見ると、最も稼いでいるのは、オーナー社長達。

 

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雇われ社長は稼いでない。

 

サラリーマンは、たとえ社長まで上り詰めても、株主の意向に反して自分の好きなように経営できない。

そして、年収もオーナー社長と比べると、全く違う。

 

オーナー社長なら稼げるし、自由にビジネスができる。世界が違う。

雇われ社長を目指すよりも、サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい。

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投資ファンドのイメージは、いまだハゲタカのような誤解があるが、その印象は正しくはない。

優良企業を残すために、日本のために頑張っているファンドは、たくさんある。

 

優秀な人間が事業を引き継ぎたいと申し出れば、情熱に共感するオーナー社長は多い。

 

会社経営に年齢は関係ない。

優秀な若者であれば、承継したいオーナー社長はいっぱいいる。

高い関心と情熱があるかどうかが、決め手になる。

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企業に投資してリターンを得る、ベンチャーキャピタルは、縦割りの分業だ。

そのため、VC(ベンチャーキャピタル)で働いていても、全体像の理解が難しい。

投資ファンドで働くことで、全体像を理解できるようになった。

 

起業のハードさは、サラリーマンのモーレツ社員ぶりとは、レベルが違う。

仕事が好き過ぎて寝るのを忘れるぐらい全力にで働くのと、仕事を頑張るサラリーマンとでは、根本から次元が違う。

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無から有を生み出す、ゼロイチ起業家はとんでもない能力が必要だが、会社をM&A

して買って経営するのであれば、イチからスタートできるのでそこまで難しくない。

 

人生100年時代。

65歳の定年から、40年もお金が必要。

年金では足りない。

→サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい。

 

起業は、生半可ではない。

設立した途端に、出血、支出が始まる。

 

サラリーマンは、ゼロイチ経験がない。

つまり、ゼロを知らない。

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VC(ベンチャーキャピタル)の世界は、千三つ。

1,000社の案件の中で、上場するほど成功するのは、そのうちの3社しかない。

すなわち、0.3%の確率だ。

 

投資ファンドは、投資した会社の中から、20%以上の成功を目指す。

10社に投資して、4社は泣かず飛ばず、4社は倒産。

1社が上場してトントン。

2社が上場して大成功。

1億投資しても、8〜9割が成功できない。

それも、すべて調査した、期待できる会社だ。

 

このように、VC(ベンチャーキャピタル)は、諸行無常に、日常的に接する職業。

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「創業者、経営者に必要なものは、飽くなき事業への情熱、再起を図れる軍資金、そして健康な体。この3つと思っている。そして、人生いつ何があるか分からないから、何が起きても楽しむことが大事。」

ドリコム社長 内藤祐紀

 

ゼロイチ起業家には、ここまでの圧倒的な情熱が必要になる。

 

孫正義でさえ、ゼロイチ起業は得意でない。

彼は最初の頃にいくつかの発明品を販売したが、

ある時期から、投資ビジネスにシフトした。

 

起業は、一度経験すれば、成功しようと失敗しようと、ものすごい経営スキルが見につく。

そして、2回3回と繰り返すほど、強くなる。

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飲食店経営は、甘くない。

初期費用が、かかりすぎる。

そして、そもそもレッドオーシャンだ。

VC(ベンチャーキャピタル)的な視点では、最も難しいビジネスの一つ。

 

町中華が生き残るのは、店舗と自宅が併用されているから。

家賃、光熱費など、ほぼすべて経費にしているからサバイブできる。

 

飲食店が、あまり稼げないランチ営業をする理由は、FL比率を押さえるため。

FL比率とは、売上高に占める食材原価と人件費比率がどれくらいかという指標。

 

良い食材の鮮度を保ち、余るものは廃棄せず、ランチで稼ぎながら提供している。

飲食店は、夜だけの営業では、食材のコントロールができない。

ランチ営業は、食材のコントロールのため。

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ゼロイチ起業は、経営の安定に10年はかかる。

その大変さを味わうよりも、過酷な10年を生き残った会社を買おう。

→オーナー社長になろう。

 

企業の財務諸表は、健康診断書と同じ。基礎的な会計知識は必要。

 

 

中小企業の社長は、親族内承継が9割。

そのため、2代目、3代目は、マネジメント経験が少ない。

そして、企業体質が、前近代的でもある。

それでも、中小企業は回っている。

 

日本の社長の平均年齢は、59.3歳。

ボリュームゾーンは、60〜69歳。

 

日本の中小企業は、後継者不在で、黒字廃業が多い。

→買い手市場。

 

倒産した時にすべてを失うのではと恐れる人もいるが、会社は無担保、無保証で買える。

倒産しても、財産は守られる。

→MAのリスクは、買収資金のみ。

 

あなたのチャレンジが、日本でどんどん潰れようとしている、優良な中小企業を救う。

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レビュー

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさいは、サラリーマンが企業を買収して経営をするという、現代的かつ新しい発想で面白い。

中小企業の事業承継ラッシュで、M&A仲介の日本M&Aセンターなどが10年ほど前から流行っていることは知っていた。

 

しかし、一般のサラリーマンに企業買収を勧めてくるのは、新しい流れかなと感じた。

 

株式投資、不動産投資、仮想通貨投資などが流行り、次は企業投資になるのか。

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企業経営は、サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさいが提案するように、そんな簡単なものだとは思えない。

しかし、この投資アイディアは新鮮で、流してしまうにはもったいない。

 

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人生100年時代、事業承継により譲り受けた、中小企業経営で資産形成するのは、夢があって面白いじゃないか。

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事業承継がうまく進まない優良企業の倒産を防ぐ、社会貢献的な意味合いもある。

 

すぐに実行できるものではないし、実態は甘くないだろうが、中小企業M&Aは、より深掘りしたくなる内容だ。

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サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさいは、新しい資産運用に興味がある方、会社経営に興味がある方におすすめの一冊だ。

興味がある方は、早速買って読んでみよう!