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必要なのは知識の有無よりも、学ぶ意欲だ!【メンタルハック大全】内容とレビュー

日常生活を、より快適に過ごそう!【メンタルハック大全】

人生が変わる メンタルハック大全

人生が変わる メンタルハック大全

 

 

 

概要

メンタリストDaiGoによる、ビジネス書。

ビジネス、コミュニケーション、プライベートの3部構成で書かれた、メンタルハック本。

※メンタルハックとは、ビジネスや日常生活をより快適に過ごすための考え方など、メンタル的なテクニック関連のこと。

 

内容

成果を最大化するのは、シングルタスクだ。

マルチタスクは、意外と非効率で、集中力を阻害してしまう。

集中するときは、一つのタスクに没頭しよう。

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人間は、似たような服装をしている人に対して、高感度が高くなる傾向にある。

きちんとした服装は、業界によって変わる。

常識や、きちんとした服装という概念は、業界に合わせて変わる。

その場に合わせて使い分けることで、相手の印象をコントロールできる。

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海外の大学で研究が行われた。

長さの違う紐を用意して、どれが長いかという質問を、5人に試してみた。

その結果、4人の仕掛け人が一番短い紐を一番長いと言ったら、30%は同調してしまったという。

この実験の結果、30%の人たちは流されることが判明した。

この結果から派生して考えると、皆がこう言っている、皆がこうしている、このような「社会的証明」をすることで、多くの人を操ることができる。

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データよりも印象で動く人も世の中には多い。

他の実験で、海鳥を保護するために寄付を募る際、海鳥の数は寄付金額にほぼ影響しなかった。

1,000羽の海鳥を保護するため、1万羽、10万羽と話を拡大しても、金額に変化はなかった。

 

この実験から判明したことは、多くの人は、論理より印象で決めているということ。

→人を動かすには、データよりも、ストーリー性や表現の工夫が効果的になる。

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心理学的には、人とを合わせる人ほど、有能な人に見られる。

話をする時に相手にしっかりと目を合わせる人ほど、有能に見える。

実際、ある研究で調査した結果、スティーブ・ジョブズなどの世界的経営者ほど、相手と目を合わせる時間が長かった。

目を合わせるからこそ、相手を惹きつけることができる。

目を合わせるから、相手の感情の機微を読み取ることができる。

そして、より高度なテクニックとして、タイミングよく目をそらすことで、相手を不安にさせたりすることもできる。

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相手の記憶に刻みたい言葉は、意識して何度も使うのが効果的だ。 

広告や宣伝を打つ場合には、3回以上その広告に触れないと意味がない。

例えば、CM、電車の中吊り、ポスターなど

→人の説得には、3回かかる。

 

説得回数が増えるほど、説得されり回数が高まる

しかし、ここで注意することは、同じ表現方法を取ると、しつこいと感じられてしまうことだ。

人の記憶に刻む際は、逆効果にならないように、表現方法を変えることが大切。

 

世の中の知識、情報は絶えず更新されていく。

必要なのは、知識の有無よりも、学ぶ意欲だ。

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面接で通る人は、90%が好感度。

優秀かどうかは、あまり関係ない。

面接は、第一印象でほぼ決まる。

 

好かれる会話の共通点は、

・キャッチーな言葉

・相手の発言を繰り返す、バックトラッキング

を駆使している。

 

キャッチーな言葉は、 相手に安心感を与え、リラックスさせる。会話でリラックスすると、相手に好感を抱かせる。

 

相手の会話の語尾を繰り返す、バックトラッキングは、話をしっかりと聞いているというメッセージを伝える効果がある。

話を聞いていると感じる相手に、人は好感を覚える。

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ザイアンスの法則

接触回数が多いほど、好意が生まれる。

シンプルに、接触すればするほど、その人に好かれる傾向がある。

 

喜怒哀楽に合わせた音楽を聴くと、リラックスする。その時の感情に合わない音楽は、ストレスになる。

感情を整理するためにも、同じ感情になる音楽を聴くことは効果的。

 

ストレスをポジティブに考えると、適度なストレスはプラスに働く。

同様に、加齢をポジティブに考えると、平均寿命が7.6年も伸びる。

仕事も勉強も、ストレスをプラスに考えると、効果が高まる。

自分のマインドセット、思い込みで、結果が大きく変わる。

 

挑戦できる人とできない人の差は、失敗に対する考え方の違い。

挑戦しない人は、失敗を恐れすぎている。

挑戦する人は、失敗してもいいと思い、失敗にさえも楽しめるようになっていく。

 

サラ・ブレイクリーという、たった5,000ドルの元手で資産10億ドルの補正下着の「スパンクス」という企業を創業した女性がいる。

彼女の成功の秘訣は、彼女の父親だったと言われている。

父親は彼女が子どもの頃から、「今日はどんな失敗をしたんだい?」という質問を習慣的にしていたそうだ。

父親は彼女が失敗すると、「よくそれに挑戦した」と褒めてくれていた。

つまり、父親は我が子に対して、失敗することを恐れるのではなく、挑戦して失敗して学んで人は成長していくということを、教えていたのだ。

 

根拠のある自信は、根拠のない自信から始まる。

すべての成功者が、最初は根拠のない自信から始まっている。

根拠のある自信は、結果的についてくるものだ。

 

レビュー

読む人それぞれ気になるポイントは多いだろうが、結構役立つ面白い情報が多かった。

思わずメモを取りたくなる情報が多かったので、ところどころ、情報の羅列のようになってしまったかもしれない。

特に気に入ったのは、このフレーズ。

「世の中の知識、情報は絶えず更新されていく。必要なのは知識の有無よりも、学ぶ意欲だ。」

 

知識があるからといって満足していたら、そこで止まってしまう。

現時点での知識の有無ではなく、これからも知識を身につけ続けいかなければならない。

楽しく貪欲に、これからも知識を吸収していこう。

 

そして、サラ・ブレイクリーの父親の話は素晴らしい。

この考えが身につけば、人生はチャンスに溢れた世界になるだろう。

できる限り失敗を恐れずに、失敗してもそれを楽しむ逞しさを持ちながら、どんどん新しいことに挑戦していこう。

 

メンタルハック大全は、ビジネスや日常生活をより快適に過ごしたい方、即効性のある情報を学びたい方におすすめだ。

興味ある方は、実際に買って読んでみよう。