情報メタボになるな!【考えたら負け】内容とレビュー
考えたら負け!使えるエッセンスの塊
概要
「シンプルに考える。」
「大事なのは行動力。」
など、2ページ毎に一つのメッセージと詳細が書かれている。
シンプルな構成だが、本質的な知性と先見性が感じられ、ところどころ学びがある。
気に入ったエッセンスがあればそれを抽出して、自分のものにすると良いのでは。
内容
「AIは仕事を奪うのではなく、面倒な仕事を代わりにやってくれる。」
AIによって仕事が奪われるとネガティブに考えている人が多いが、それは違う。
イギリスで第一次産業が起きたとき、蒸気機関によるオートメーション化で、紡績業の人は失業率した。
しかし、重労働が減って繊維を安価に大量生産できるようになったため、繊維産業は活性化。
そして、新たな需要が生まれた。
同様に、AIやロボットが、既存労働を肩代わりしてくれると、人は余暇時間が増え、新しい産業が生まれる。
「完璧主義よりも、完了主義。」
完璧主義は取り掛かるまで、そして終わるまでに時間がかかるが、完了主義は早く終わらせることができる。
「折れなければ、成果を得られる。」
何事でも、折れると、それまでの過程がすべて無駄になる。
折れずに続けていれば、成果を得ることができる。
「変えたいけどできない=変えたくない」
変えたいけどできない人は、変えたくないからだ。
変えることで必要になる、エネルギーや努力を避けているだけ。
「シンプルに考える。」
英語を話したいなら、英語の勉強をする。
痩せたければ、食べるのをやめる。そして運動をする。
シンプルに考えれば、簡単なことだ。
考えたら負け、考えすぎたら負けだ。
「大事なのは行動力。」
行動力があれば、物事は達成できる。逆に、行動力がなければ、何も達成できない。
行動力がないと、いつまでたっても、何も変わらない。
ジーッと考えたら負けだ。
「突き抜けられるかどうかは、能力の差でなく、意識の差。」
できない理由から考えるのではなく、できる理由から考える。
「嫌なら辞める。それだけで、人生は一気に動き出す。」
嫌なことを嫌々続けていても、得るものは少ない。
それどころか、次第に腐っていってしまう。
嫌なら辞める。それを続けるだけで、人生は好転していく。
「緊張しなくなるコツは、慣れでしかない。」
緊張しない人はいない。誰だって最初は緊張する。
緊張しなくならコツは、慣れるしかない。なんでも慣れれば、当たり前になる。
「まずは、死ぬほど努力する。」
成功者は、当たり前に努力している。
そして、その努力の量が尋常じゃない。だからこそ成功する。
ハマれば、それを苦痛だとは思わない。どれだけハマれるかだ。
「情報メタボになるな。」
インプットとアウトプットのバランスが大切。
インプットしたら、アウトプットをする。
インプットするだけでは、何も変わらない。
「スーパー保守といると、時代に取り残される。」
貯金は善や、借金がリスクという考えのゼロレバレッジに固執しているような、スーパー保守な人といると、時代に取り残されてしまう。
大切なのは、今。先のことは誰にも分からない。今、どう使って楽しむかだ。
「柔軟性こそ、変化を生き残る能力」
強さや弱さよりも、変化を生き残る能力は、柔軟性。
柔軟に学び続ければ、変化を生き残ることができる。
「アジアの勢いは凄い。」
15年前から毎年バンコクに行ってるが、今とは全く違う。
バンコクは、毎年レベルが変わる。
アジアの成長の勢いは、凄い。
「継続には、ストレスのかからない工夫が必要。」
継続することが難しいものには、ストレスをかけずに続けられる、工夫が大切だ。
そうすれば、簡単に継続できるようになる。
私も、10年以上ブログを書き続けている。
「誰もあなたに興味はない。」
自意識過剰は、無駄なエネルギー。必要以上に周りを気にせず、自由に生きよう。
「人生は時間。時間は有限。」
人間の生きられる時間は限られている。
考えたら負けだ。行動しよう。
だからこそ、ワクワクしないことは、積極的にアウトソースしよう。
「やりたくないことをやめることで、人生を動かしていく。」
好きなことをしていれば、人は幸せでいられる。
やりたくないことはやめる。やりたいことを続けられるように生きる。
考えたら負けだ。自分の気持ちに正直に生きよう。
「所有欲は無駄。」
あれもこれも欲しいと思うからこそ、それらの物に縛られる。
私は、家族も家も車もない。ホテル暮らしをしている。
所有欲を手放すと、ストレスのない人生が生きられる。
「いいねのシェアが、世界を動かす。」
感情のシェアの繋がりが、豊かさをもたらす。
楽しい感情は、伝染して広がっていく。
「与える人に、人もアイディアも集まる。」
まずはギブギブの精神。与える人に、人も情報も集まってくる。
「暇だと、ゴミのような感情が溢れ出す。」
暇な時間があると、人はロクなことを考えない。
暇にしている時間は無駄。
無駄に考えたら負けだ。
「貯金はムダ。いまにお金を投入することが、最も効果的な使い方。」
変化の激しい時代に、今を生きている。貯金よりも、自分に投資しよう。
「よくあそぶほど、発想力が高まる。」
遊びの中から、クリエイティブな発想が浮かんでくる。
仕事しかしてない人に、面白いアイディアは浮かばない。
「動き出さない理由は、責任が降りかかるのがイヤだから。」
行動すると、責任が伴ってくる。行動しない人は、その責任を避けているだけ。
ただ単にリスクを取りたくないから、行動していないわけだ。
「コミュ力なんてゼロでいい。」
コミュニケーションスキルよりも、熱いモチベーションのほうが、遥かに大切。
原動力になる。
「本を出しまくれる理由は、編集者とライターのインタビューを受けて、まとめているから。」
ライターや編集者に対して、10時間話せば1冊できる。
その方法で、本を量産している。
なんでも自分でやろうとせず、どんどんアウトソースする。
「人にどう思われたって大したことない。そう思える人は、どこへ行っても強い。」
我が道を平気で歩める耐性は、自分が選んだ教育と経験がつけてくれる。
「社会や人間を本質的に変えていくのは、政治でもメディアでもなく、テクノロジー。」
だからこそ学び続けて、キャッチアップしていかなければならない。
レビュー
考えたら負けは、一つのメッセージに対して2ページの説明という内容だ。
サクサク文章を読む自分にとっては、効率的に読めてポジティブな印象を持った。
本は、長文だから質が濃いというわけでもない。
短文であっても、重要なエッセンスが含まれていれば、それは価値がある。
そんな風に考えると、この本、考えたら負けの価値は高い。
羅列して書かれているような印象も受けるが、その中に少しでも役立つものがあれば、十分だ。
個人的に特に響いたのは、
「完璧主義よりも、完了主義。」
→取りかかるスピード、完了スピードを上げる。
「折れなければ、成果を得られる。」
→自分の達成したいことは、成果を得るまでやめない。
「突き抜けられるかどうかは、能力の差でなく、意識の差。」
→ブレイクスルーするまで続ける。
「継続には、ストレスのかからない工夫が必要。」
→当たり前に続けるために、簡単にできる仕組みを作る。
それ以外にも、ここに書いてあるのフレーズは基本的に、印象に残ったフレーズだ。
そして最後に、
「情報メタボになるな。考えたら負けだ。」
という視点に気をつけて、
→インプットとアウトプットの絶妙なバランス。
をとっていこう。
個人的に、インプットはアウトプットした時に、本当の意味で完了すると考えている。
考えたら負けは、短時間で価値ある情報を収集したい方や、考えすぎて動けない方におすすめの一冊だ。
興味のある方は、早速読んでみよう!
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