シリコンバレー発!【世界でいちばん自由な働き方】内容・レビュー
グーグル、アップル、フェイスブックなどが実践する - 世界でいちばん自由な働き方
グーグル、アップル、フェイスブックなどが実践する── 世界でいちばん自由な働き方
- 作者: 天野雅晴
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/05/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
概要
世界でいちばん自由な働き方の筆者は、シリコンバレー在住30年の日本人起業家。
この本を読むことで、
・シリコンバレーの働き方
・日本とシリコンバレーの働き方の違い
・ シリコンバレーの魅力
このようなことが、理解できる。
内容
今の時代は、どこにいても、たった一人で、世界とつながれる時代だ。
インターネット、そしてSNSなどの発達で、いつでもどこでも世界とアクセスできる。
技術革新により、働き方が変化した。
そして、フラット化されたビジネス環境が誕生した。
その最先端が、シリコンバレー。
シリコンバレーは、日本とは全く違う。
・組織でなく個人
・大手でなくベンチャー
・タテ社会でなくヨコ社会
・継続でなく変化
このように、従来の日本のビジネスモデルとは大きく異なっている。
また、ウォール街のように、勝つか負けるかだけでもない。
多国籍の人たちが集まり、お互いがお互いをリスペクトし合い、応援し合う、新しいエコシステムが出来上がっている。
アメリカだが、白人はむしろマイノリティで、世界中から人が集まっている。
これが、新しいグローバル・スタンダードだ。
世界には、進化した働き方がある。
そして、その現場に行くことで、新しい働き方を選ぶことができる。
例えば、グーグルは多様な人種に溢れている。
そのため、多様性の中で衝突がある。
しかし、だからこそ、どんどん新しいものが生まれる。
そして、多様性ゆえに、エネルギーがある。
これは、日本ではなかなか味わえないことだ。
日本の従来のビジネスモデルは、海外からの新しいアイディアを改良改善して、商品化してきた。
しかし、それで通用する時代は、もう終わった。
日本も、新しいものを創り出さなければいけない。
現代は、正解のない時代。
しかし、考えてみれば、正解がないのは当たり前だ。
人生において、労働する時間は、とても長い。
働き方は、人生でもある。
そして、人生に、正解はない。
むしろ、正解なんて、ないほうがいい。
人生は、予想外の展開があるほうが、むしろエキサイティングで面白い。
成り行きぐらいのほうが、面白い人生を創れる。
決められた正解に縛られないことが、自由な働き方になる。
それこそが、世界でいちばん自由な働き方だ。
シリコンバレーの魅力は、いくつもある。
組織より個人が優先される。
出退勤時間は自由。
在宅勤務もさかん。
17時前に終業。
飲みの付き合いがない。
そして、自分で時間をコントロールできる。
→その余裕から、クリエイティビティが発揮される。
また、シリコンバレーは、気候が安定している。
蒸し暑くなく、雪も降らない。
自然が豊かで、グルメも多い。
とても過ごしやすいところだ。
シリコンバレーは、世界的な実験場だ。
年間1万7000社のベンチャーが誕生している。
その中には、当たりもある。
それが、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)のような巨大企業になる。
世界中から集まる人材、そして資金は無尽蔵にある。
はっきり言って、サービスの質は、日本のほうが高い。
しかし、ビジネスのやりやすさは、アメリカのほうが上。
そして、それらすべての大学の教育理念は、「起業すべし」
「優秀な人間は、大企業に入るな、起業しろ。」
これが、シリコンバレーの大学の教育理念になっている。
人生は長い。
変化を楽しみ、新しい働き方、価値観を受け入れていこう。
変化を嫌い、快適なカンフォートゾーンにい続けると、次第にハッピーではなくなる。
カンフォートゾーンを抜け出ると、不安も緊張も生まれるが、刺激や喜びも生まれる。
レビュー
世界でいちばん自由な働き方は、シリコンバレーの魅力が存分に伝わってくる一冊だ。
読んでいるだけでワクワクしてくるし、その世界に飛び込んでみたくなる。
シリコンバレーの働き方は、日本の数歩先をいっている。
・組織でなく個人
→日本でも、ブロガー、YOUTUBER、インスタグラマー、そしてクラウドソーシングなどの波及で、組織より個人を選ぶ人が増えている。
・大手でなくベンチャー
→ワクワクするようなビジネスをしているベンチャーの人気が、高まっている。
・タテ社会でなくヨコ社会
→これは日本ではまだまだ進んでいない。
・継続でなく変化
→新しいものを生み出すためには、変化を好むカルチャーが必要。
これらは、日本でも少しずつ進んでいる流れだ。
日本の労働環境が変化するのに時間はかかるが、少しずつシリコンバレーのスタイルに近づいていくのではないか。
そういった意味でも、シリコンバレーの動向を学ぶことは、先を読む上で役に立つ。
時代の流れを見て、未来を予測しながら、自分のビジネスを展開していこう。
世界でいちばん自由な働き方を読めば、シリコンバレーの働き方が分かる。
今の働き方に疑問を持っている方、未来の働き方を知りたい方に、おすすめの一冊だ。
興味のある方は、早速読んでみよう。
グーグル、アップル、フェイスブックなどが実践する世界でいちばん自由な働き方
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > その他
- ショップ: ぐるぐる王国 楽天市場店
- 価格: 1,620円