好きな場所に住んで、自由に働こう!【ノマドライフ】内容・レビュー
国や会社に縛られない、ノマドライフを送ろう。
ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/03/16
- メディア: 単行本
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概要
東京とハワイでデュアルライフを送り、年間10カ国を移動しながら仕事と生活をする本田直之の本。
定住せず、会社に属さず、世界中で働きながら自由に生きる、ノマドライフの魅力を紹介。
ノマドライフを送れるように、やっておくべきことまで説明している。
内容
旧来型のスタンダードにおけるビジネスは、ツアー旅行に似ている。
これは安全だが、自由が効かず、冒険できない。
→フィックスド・ライフスタイル(固定化されたライフスタイル)
モノの所有で喜ぶのは、90年代スタイル。
新しい経験で喜ぶのは、2010年代スタイル。
モノを持たないほど、人間の生活は身軽になる。
家も会社も、モノなので、どちらも縛られる要素。
何にも縛られず自由に生きるのは、ひとつの幸福の形としておすすめできる。
定住先を持たず、好きな場所、好きな国で住み働くノマドライフ。
ノマドライフを送ると、日常がオリジナリティに溢れるので、ライフスタイルの全てががコンテンツ化する。
ライフスタイルを、オウンメディアで、自由に発信できる。
現代は、テクノロジーの発達で、誰でもノマドライフが可能になっている。
パソコン一台あれば、世界中どこにいても仕事ができる。
ノマドライフは、
いわば会社に飼われるヒツジから、
ヒツジを飼う遊牧民への変化と言える。
誰でもヒツジから卒業できる。
しかし、ノマドライフを実現するには、しっかりと事前準備をする必要がある。
組織を辞めた後に選ぶ道として、時給仕事はやめたほうがいい。
これはあくまでも時間の切り売りなので、そこから抜け出すことができない。
働く場所に縛られている時点で、ノマドライフとは呼ばない。
ノマドライフを実現するために、復業、デュアルワークをしておく。
いくつもの収益先を確保することが、大切だ。
ノマドワークでは、秘書的な仕事はテクノロジーの力を使うと良い。
自分の時間は限られているので、会計など、アウトソースを積極的に活用する。
大きな仕事は、コラボレーションで実現させると良い。
ノマドライフを送るには、デスクトップパソコンはいらない。
デスクトップパソコンは、持ち運びできない。
ノートパソコンが一番だ。スマホとノートパソコンがあれば、どこでも仕事ができる。
資産家の中には、どこにも移動できず、時間的にも精神的にも仕事人縛られ、自分の人生は貧しかったと語る人が多い。
これでは、幸せな人生とは言えないのではないだろうか。
→健全なバランス感覚を持とう。
ノマドライフには、ノートパソコン、スマホ、スマホバッテリー、そしてクレジットカードが必需品になる。
→アメックスは、元はトラベルカードなので、ノマドライフには最適。
アイディアと移動距離は、比例する。
移動を続けることで、アイディアが膨らみ、そのアイディアが新しいビジネスを生む。
ノマドは、自己責任思考。
他責ではなく、すべての原因は、自分だと考える必要がある。
Twitter、Facebook、Blog、YouTubeなど、オウンメディアの選択肢は豊富だ。
ノマドライフは、教育的な観点から考えても、大いに価値がある。
「素晴らしい文化や異なる宗教、生活様式に子どもたちを触れさせる。
それは、最高の教育だと思う。」
ノマドライフは、最終的には、自由であり続けたいという、心のあり方でもある。
レビュー
2012年に発行された本だが、今読んでも新鮮さがあり、古さを感じさせない。
当時、ノマドという言葉が流行して、スタバなどのカフェや、レンタルオフィスで仕事をするフリーランスが増えた。
そして2018年現在では、海外に住んで日本の企業と取引して働く人が増えた。
ノマドライフは、時代の流れに敏感で、フットワークの軽い若者層を中心に、浸透し始めている。
その一方で、会社など場所に縛られて働いている人が多数だ。
これは、どちらが良い悪いではなく、働き方、生き方の違いだと言える。
魅力的で、先鋭的な働き方と言える。
安定はないが、自由とワクワク感がある。
安定に関しては、現代は大企業も確保されていないが。
ノマドライフ、フィックスド(固定化)ライフ、いずれを選ぶにしろ、自分なりの幸せの形を模索し続けよう。
常識に縛られず、自分なりの生き方、働き方を貫いていこう。
覚悟があれば、自由を勝ち取ることができると、信じている。
自分が幸せに生きることが、周りの幸せに繋がる。
そして、幸せになったのであれば、それを共有し、拡散していこう。
幸せが増えるほど、世界は面白くなる。
ノマドライフは、自由に働きたい方、独立したい方、旅するように生きたい方におすすめの一冊だ。
どうすればノマドライフを実現できるのかという具体的な話も、後半にしっかりと書かれている。
ノマドライフに興味を持った方は、買って読んでみよう。
ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと [ 本田直之 ]
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