情報を集め、オリジナルコンテンツを生み出そう!【革命のファンファーレ】内容とレビュー
革命のファンファーレ
概要
キングコングの西野亮廣。芸人としてはあまり興味がなかったが、どうもこの本かなり売れているようなので、フラットに考えて客観的に読んでみた。
読んでみると、思っていたよりも遥かに賢い人だった。
文章表現が巧く、思考が面白い。
そして、現代的な仕事観を持っている。
その思考には、ホリエモンなど周りにいる起業家の影響も感じるが、オリジナリティがある。
本質的でありながら、ビジネスマンとしてよりもクリエイターとしての思考回路を感じる。
現代的で、創意工夫しながらサバイブしてるイメージが掴めた。
誰にとっても、何かしら参考になる部分があるだろう。
内容
現代は、職業に寿命がある時代。
ex,Amazonに潰された本屋、Uberで消えたタクシードライバー
この時代は、副業、兼業が当たり前になる。
→これらは、自然なサバイバル術になる。
革命のファンファーレとは、「情報革命」のこと。
旧世代の常識は、仕事はストレス。
しかし、ストレスのかかる仕事は自動化、AI化していく。
新世代の常識は、仕事は好きなことを仕事化したもの。
楽しいものにしか需要はない。
他人と競う時代は終わった。
オリジナルコンテンツしか生き残らない。
クラウドファンディングは、金のなる木ではない。
有名人だから、金が集まるわけではない。
アーティストは信用があり、タレントはない。
なぜか?
アーティストは正直に話すが、タレントはスポンサーの意向に沿って話しているから。
好感度と信用はセットではなく、別物。
好感度がなくても、信用されている人も多数いる。
お金は信用証明書。
クラウドファンディングは、信用の数値化。
信用があれば、資金調達が可能。
信用は嘘をつかず、その本人が本音で語っているかが肝。
ex,オンラインサロン、ブログ、YouTube
生存競争は、実は、弱肉強食ではなく、適者生存になっている。
いつの時代も、強いものではなく、環境に適応したものが生き残る。
変化する時代に、適応し続けていかなければいけない。
無料公開は、時間差でお金が発生する。
内容が面白ければ、ちゃんとファンが増えていく。
無料公開には意味がある。
人は、確認作業にお金を払う。
ex,ルーブル美術館のモナリザ、行列のできるラーメン屋、ヒットしてる映画
知人の前田裕二の本、「人生の勝算」も、プロローグの無料公開がキッカケで売れた。
しかし、無料化は、実力を可視化する。
実力のないコンテンツは、売れない。
中身の質が重要。
つまらないものに価値はない。
これからは、金を貯める時代から、信用を貯める時代にシフトしていく。
行動に必要なのは、勇気でなく情報。
行動できないの人は、情報収集が足りていないだけ。
情報収集は、誰でも努力すればできる。
行動力は、情報量で決まる。
レビュー
ウーン面白い。ビジネスマン?クリエイター?
彼はどうやら、その中間で生きている様子。
そして、先見性があるので、この内容は幅広い層が納得できるのでは。
現代は、仕事に寿命がある。会社に就職すれば、それで安泰な時代ではない。
副業解禁の大号令とともに、副業・兼業が当たり前になり、副業・兼業が、本業に変わっていくのではないだろうか。
そのため、いますでに副業をしている人は行動が早く、その副業が本業になっている人は、時代の先端を走っている気がする。
簡単な仕事や、プログラミングできる仕事は、AI化してなくなる。
これからは、ビジネスのエンターテイメント化が進み、オリジナルコンテンツを提供できる人が活躍する。
そして、そのプラットフォームは無料で提供されている。
ブログ・YouTube・Instagramなど、誰でも自分のコンテンツを発表する場がある。
こうして考えてみると、良い時代に生きているのかもしれない。
個人がいくらでも発信できる環境があり、やる気がある人が活躍できる場が提供されている。
あとはコンテンツの質。
このブログもそうだが、コンテンツの中身は厳しくチェックされる。
面白いコンテンツを提供できるように学び続け、着実に力をつけていこう。
革命のファンファーレは鳴った。
そして、その音が聴こえている人は、すでに行動している。
革命のファンファーレは、新しい時代のビジネスを学びたい方、時代の変化を知りたい方におすすめの一冊だ。
興味を持ったら、早速読んでみよう。
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