哲学は娯楽!【ビジネスエリートのためのリベラルアーツ 哲学】内容とレビュー
哲学の基本【ビジネスエリートのためのリベラルアーツ 哲学】
ビジネスエリートのための! リベラルアーツ 哲学 (21st Century Liberal Arts)
- 作者: 小川仁志
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2018/06/15
- メディア: 単行本
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概要
哲学の基礎を体系的にまとめた一冊。
一般的なビジネス書よりも思考を深掘りできるので、いい意味で気分転換になる。
一見難しそうだが、意外と分かりやすい内容で、考えながら読める楽しさがある。
内容
欧米の大学では、皆、哲学を学んでいる。
それはエリートに限られず、一般的な素養になっている。
特に、フランスでは、大学の必須科目。
それも論文試験になっているほど、本格的に学んでいる。
一方、アメリカには哲学がないと言われるが、どうしてだと思う?と徹底的に物事を突き詰めて学んでいく。
このように、なぜ?を繰り返して思考を深掘りすることは、哲学と同じ。
アメリカでも、形を変えて、哲学というものは根付いている。
「物事を知ったかぶりしたら、それ以上は賢くなれない」
ソクラテスは、問答法 問いを立てる。
なぜ、どうしてそう思うのか?そして深掘りしていく。
彼の考えは、現実と理想の二元論的世界観。
普段生きている現実世界から、理想世界を追い求めて、比較して考える。
etc.有名な哲学者の考えを分かりやすく紹介していて、体系的に哲学の基礎が学べる。
レビュー
私は、哲学は時間と精神的な余裕のある状態で、知識と経験からくる思索から生まれる、知的娯楽の一種だと考えている。
哲学は、日常生活や仕事の場において、あまり必要だと思われていない。
直接的ではないからこそ、哲学を考えることで、頭の気分転換になる。
また、哲学を理解できないのは、ある意味で余裕のない証拠かもしれない。
なぜなら、哲学は直接的ではないから。
つまり、即効性のない学問だ。
だからこそ、哲学を楽しめるのは、ある意味で知性と余裕がある証拠になる。
考えることが好きなタイプは、哲学好きが多い。
いずれにしろ、本質追求型の思考があれば、日常的に関わっている。
そして、誰だって無意識に、時には哲学的な考え事をしているものだ。
このように考え直してみると、哲学は特別なものではなく、日常の延長線上にあることが分かる。
ビジネスエリートのためのリベラルアーツ哲学は、哲学を知りたい方、哲学を体系的に学びたい方におすすめだ。
興味のある方は、実際に読んでみよう。
ビジネスエリートのための! リベラルアーツ 哲学 (21st Century Liberal Arts)
- 作者: 小川仁志
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2018/06/15
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