孤独は自由の象徴!【人生の質を上げる 孤独をたのしむ力】内容とレビュー
人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力
概要
孤独は、世間一般的にはあまりポジティブに捉えられることが少ないが、それは間違っている。
ひとりでいられる時間、つまり孤独な時間は貴重で、何物にも替えがたいものだ。
自分だけの時間を確保することで、物事への理解が深まり、自分らしさを取り戻すことができる。
人生の質を上げる 孤独をたのしむ力が身に付く。
内容
「ひとりでいられる能力は、自己発見と自己実現に結びつき、人間の最も深いところにある欲求や感情、衝動の自覚と結びついていく。」
アンソニー・ストー(イギリスの作家)
AIがディープラーニングで自己進化するように、
孤独による内省は、セルフディープラーニングになる。
コンピューターが物事を理解するための、新しい学習方法のこと。
人間の脳をモデルにした技術で、何層にも重ねた構造を持ち、抽象的な概念を理解できるようになる。
孤独な時間を持つことで、人は物事を深く考えることができ、自ら学習することができる。
→孤独な時間は、物事を深く理解するために必要だ。
いざとなったら、ひとりでも平気であると自信を持つ。
そして、嫌われても孤独になっても気にせず、じぶんにとって本当に大切なのは、自分の人生を生きることと捉える。
このように思える強さは、大人としての成熟度と言える。
人は精神的に成熟すると、孤独を好むようになる。
→大人になる程、群れるのが恥ずかしくなることと同じ。
「才能とは、自分自身を、自分の力を信じることだ。」
マクシム・ゴーリキー(ロシアの作家)
孤独を楽しむとは、自分を貫くことであり、自分らしく生きること。
孤独が個性を磨き、情緒を安定させ、心を豊かにする。
そして、心を許せる理解者がいれば、孤独の時間をより楽しむことができる。
語彙の多さと幸福感には相関関係があり、ボキャブラリーが豊富なほど、幸福を感じやすい。
→語彙力のない人の話はつまらないが、語彙力のある人の話は面白い。
また、怠惰な人間の部屋には本がない傾向がある。
ひとりで過ごす心地良さを知っている人は、他人と一緒の時間も心地良く過ごせる。
一緒にいる時間を楽しむために、大切にする。
貴重な時間を、心地良く過ごすために。
そのためにも、人生の質を上げる 孤独をたのしむ力を身につけよう。
レビュー
納得できる箇所が多く、うなずきながら読んでしまった。
私は、人と一緒にいる時間も好きだが、自分だけの時間も好きだ。
そういった意味では、人生の質を上げる 孤独をたのしむ力はすでに身についているかもしれない。
孤独な時間で物事を深く考えたり、新しいアイディアを思い浮かべることができる。
これが、いわばディープラーニングになっているのかもしれない。
そして、孤独な時間は、心を許せる理解者がいるからこそ輝く。
理解者がいるおかげで、自分だけの時間が満たされるし、自分だけの時間があるからこそ、理解者といられる時間も楽しく過ごせる。
大切な人との時間、そして自分だけの孤独な時間、そのバランスを絶妙に取りながら、自分らしい人生を、心豊かに歩んでいきたい。
人生の質を上げる 孤独をたのしむ力は、孤独をネガティブに考えている方から、孤独な時間が好きな方まで、幅広くおすすめできる一冊だ。
気になった方は、早速読んでみよう。
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