Ky Lifestyle Blog

✍Ky Lifestyle Blogでは、ビジネス本や動画に映画など、日常をより豊かにする情報を、定期的に発信します。

なぜ人は水を飲む必要があるのだろう?【TED】水を飲まなかったらどうなる?

「人間は、毎日2、3リットルの水を発汗している。だからこそ、日常的に2リットル以上の水分を摂取する必要がある。」

 f:id:reallifestyle:20190217001822j:plain

概要

TEDの講師ミーア・ナカムッリが、水の価値について講演した。

人は、水を飲まなかったらどうなるのだろう?

それでは、早速その内容をシェアしていこう。

 

内容

土壌の湿気や氷河の塊から、私たちの体の中にある細胞まで。

住んでいる場所、肥満指数、年齢、性別によるが、平均的な人間は55〜60%が水分でできている。

 f:id:reallifestyle:20190217000557j:plain

また、生まれたての赤ん坊は、それ以上、75%の水分でできている。

75%ということは水分なので、魚と同じ水分量だ。

しかし、1歳の誕生日になるまでに、体水分量は65%にまで減る。

 

さて、水は私たちの体で、どんな役割を果たしているのだろう?

そして、健康でいるためには、どれぐらいの水を飲めばいいのだろう?

 

私たちの体内にある水、H2Oは、関節を衝撃から守ったり、滑らかにする。

また、体温を調節したり、脳や脊髄に栄養を与える。

 

水分は、血液中にあるだけではない。

大人の脳と心臓は、4分の3が水分だ。

これは、バナナの水分量と同じ。

f:id:reallifestyle:20190217001159j:plain

そして、肺の水分量は83%で、リンゴに近い。

 f:id:reallifestyle:20190217001212j:plain

一見乾いて見える人の骨さえも、31%が水分になっている。

 

私たちはそもそも水分でできていて、水に囲まれているならば、なぜそれ以上、水を飲む必要があるのだろう?

 

なぜなら、私たちは、毎日2、3リットルの水を発汗している。

さらに、トイレの時や、呼吸しているだけでも、水分を発汗している。

 

これらの機能は、生きていくために必要なため、水分の喪失を補填しなければいけない。

 f:id:reallifestyle:20190217001320j:plain

バランスのとれた水分量を保つには、脱水症状や、水分過剰状態など、健康に悪い影響を避けるために不可欠だ。

 

水分が不足している状態だと、脳の視床下部にある浸透圧受容体という部分が、抗利尿ホルモンを分泌するように、信号を送る。

 

抗利尿ホルモンが腎臓に達すると、アクアポリという水チャンネルタンパク質を合成させ、血液中に水分を再吸収して、保持させる。

その結果、濃度の高い、濃い尿が出る。

 

脱水症状が進行すると、元気がなくなる。

そして、気分、肌の水分、思考力も低下する。

 f:id:reallifestyle:20190217001424j:plain

脱水症状にある脳は、正常の脳と同じように機能しようと、一生懸命働く。

また、水分不足によって、一時的に縮小してしまう。

 

一方、水分過剰は、短時間で大量の水を摂取すると発生する。

 

脱水症状の脳が抗利尿ホルモンの生成を促進するのに対し、水分過剰状態の脳は、血中へのホルモン分泌を遅めたり、止めたりする。

 

深刻な状況では、腎臓が十分の量の尿を生成できなくなり、水中毒が始まる。

頭痛、嘔吐を引き起こし、最悪の場合、けいれんや死を引き起こす。

f:id:reallifestyle:20190217001616j:plain

しかし、それは非常に稀なケースなので、心配し過ぎる必要はない。

 

日常的なレベルで考えれば、健康的な水分調整機能を保つことは、簡単だ。

 

昔から、1日にコップ8杯の水を飲むと良いと言われている。

 

現代では、1日に必要な水分量は、体重と環境に大きく左右すると言われている。

 

推奨される1日の水分摂取量は、男性は2.5リットル〜3.7リットル、女性は2〜2.7リットルだ。

 f:id:reallifestyle:20190217001852j:plain

そして、これは活動的であるか、歳をとっているか、まあ気温によって上下する。

水だけでなく、コーヒーなどカフェインを含むものでも、水分補給できる。

また、食べ物に含まれる水分量は、1日の水摂取量の5分の1を占める。

 

野菜や果物、例えばブロッコリーなどは、90%が水分を占めていて、栄養素や食物繊維を摂取することができる。

 

十分な水分摂取は、長期的に見て、様々な利点がある。

ガンの発生確率も、大幅に下げることができる。

 

どんな形であれ、適切な水分を摂取することは、感じ方や考え方、そして日々の働きに大きな違いを生み出す。

 

感想 

人間の水分量は60%ぐらいで、体内は水分に溢れているのに、なぜ水分摂取をする必要があるのか、明確に理解できる内容だった。


人間は、毎日2〜3リットルの水分を発汗し続けているので、その分を補給しないと水分不足になってしまうというわけだ。

 f:id:reallifestyle:20190217003924j:plain

水分不足の弊害は、大きい。

元気がなくなり、気分も思考力も低下する。

 

水分過剰の弊害も大きいが、それはよほど飲み過ぎた場合なので、必要以上に心配する必要はなさそうだ。

 

日常を健康かつ快適に過ごせるように、毎日2リットル以上の水分摂取を心掛けよう。

f:id:reallifestyle:20190217003939j:plain