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不眠症の本質と解消法【TED】不眠症の原因は何か?

「幸運にも、不眠症の悪循環を断ち切る方法があります。過覚醒を引き起こすストレスを、うまく管理することが、不眠症を治療する上で一番良い方法です。」

Dan Kwartler - Educator

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概要

TEDエデュケーターのダン・クワトラーがTEDに登壇。

不眠症の原因と本質、そして不眠症を断ち切る方法について語った。

不眠症の本質とはなんだろうか?そして、不眠症を治す方法はどういうものだろうか?

それでは早速、内容をシェアしよう。

 

内容

寝付けないのはなぜ?

重大な考えごとがあるとか?

大旅行の前の興奮?

終わってない仕事のストレス?

テスト前?

気が乗らない、家族の集まりとか?

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多くの人にとって、これらのストレスは、原因が無くなればサッと解消します。

しかし、眠れないこと自体がストレスになって眠れないとしたら?

 

この解決の見込みがなさそうな悪循環こそ、不眠症の本質です。

不眠症は、世界で最も一般的な、睡眠障害です。

不眠症になると、どんなことでも、時折起こる眠れない夜の原因となります。

 

隣でいびきをかく人、体の痛み、精神的な悩み。

著しく睡眠を妨害する時差ボケは、体内時計を狂わせ、睡眠の時間帯を大きく乱します。

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大抵の睡眠妨害は、短期間で治ります。

疲労困憊して眠るからです。

しかし、呼吸器疾患、胃腸障害や、その他多くの長期的な健康障害がある場合は違います。

眠れない夜が続き、寝室が眠れない夜を連想させ、不安で圧倒されてしまいます。

 

就寝時刻になると、不眠症の人はストレスがかかります。

ストレスが溜まると、脳はこれに反応するシステムを乗っ取り、「戦うか逃げるかすくむか」の反応を引き起こす化学物質でいっぱいになります。

 

コルチゾールと副腎皮質刺激ホルモンが血管を通り、心拍数と血圧を上げ、身体を過覚醒します。

この状態になると、脳は脅威になるものを探そうとし、少しの違和感や雑音も無視できなくなります。

不眠症の人が眠れなくなる頃には、睡眠の質も損なわれています。

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脳のエネルギー源は主にブドウ糖ですが、健全な睡眠時は新陳代謝が遅くなり、覚醒時のためにこのブドウ糖を節約します。

PET検査による研究では、アドレナリンが安眠を妨害し、新陳代謝を促進することが知られています。

睡眠中でも身体は働き続け、脳にエネルギー源のブドウ糖が供給され、消費し続けます。

この症状が不眠症の人を、疲労困憊、混乱やストレスのある状態のまま覚醒させ、この過程が繰り返されます。

 

このようなサイクルが何ヶ月も続くと、慢性不眠症になります。

不眠症で死に至ることは滅多にありませんが、うつ病や不安症になりやすくなります。

 

しかし、過度に心配する必要はありません。

幸運にも、不眠症の悪循環を断ち切る方法があります。

過覚醒を引き起こすストレスを、うまく管理することが、不眠症を治療する上で一番良い方法です。

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寝室を暗くし、適度に冷やし、過覚醒の怖れとなる要因を最小にします。

寝室は睡眠にだけ使い、寝室から出てリラックスしながらできる行動で疲れさせましょう。

例えば、本を読んだり、瞑想したり、ブログなどを書くと良いでしょう。

睡眠時間、覚醒時間を一定にすることで、新陳代謝を規則正しくし、体内時計を順応させます。

夜は明るい光を避け、身体に寝る時間だと促すことも大切です。

他には、睡眠剤を処方する医者もいますが、睡眠剤は常習性が強い傾向があるので、注意が必要です。

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睡眠と覚醒のサイクルは微妙なバランスにあり、心身の健康を保つのに重要です。

だからこそ、時間と努力を惜しまず、規則正しい就寝時間を守り、睡眠が失われないようにしましょう。

 

感想

大抵の睡眠障害は一時的なものだが、不眠症はなかなか治らない。

それは、睡眠に対する不安で、身体が過覚醒してしまうことが理由だからだ。

そのため、不眠症を治すためには、過覚醒を抑える必要がある。

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頭と身体をリラックスさせるには、寝室を暗くして、身体を適度に冷やし、スマホなどの刺激のあるデバイスから離れることが効果的。

また、睡眠2時間前までの、ぬるま湯での入浴も、リラックス効果がある。

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寝られない時は、強い光を発しているスマホよりも、紙の文字を追うだけで読める読書にしたほうが良い。

読書にはそもそも、ストレス解消効果とリラックス効果があるし、適度に疲労するから眠りに誘いやすい。

それに、もし読み物がフィクションであれば、現実とは違う世界に入り込むことで、夢の世界に入りやすい。

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不眠症を解消する秘訣は、身体と神経のリラックスだ。

疲れている状態でベッドに入り、心も頭もリラックスすることができていれば、自然と眠りに落ちていく。

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